羽ばたく昭和女子大生!

在学生インタビュー

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C?F さん
食健康科学部 食安全マネジメント学科
株式会社スクウェア?エニックス(出版事業関連職)内定
愛知県立松蔭高等学校 出身
食を通して学びを広げ、実践的なプロジェクトや海外での学びに挑戦したFさん。
「好奇心」を原動力に、自分らしい進路を見つけるまでの道のりを聞きました。

『食』を起点に広がる学び

専門性とグローバルな学びに惹かれて

高校生の頃から身近な学問に興味があり、化学や生物など実生活に結びつく学びに面白さを感じていました。そのため、身近な「食」を通して学ぶことで、勉強に対するモチベーションを高めることができるのではないかと考え、食関連の学びができる学科に絞って大学を選びました。
昭和女子大学を選んだ決め手は、実践的な授業が多く、グローバルな学びも得られる学修環境があること。特に食安全マネジメント学科には、企業による講義や商品開発をテーマにしたプログラムなど、社会や仕事をリアルに感じられる授業が多く、「将来の自分の糧になる学びができる」と感じました。そして、科学系の学科でも留学に挑戦しやすい環境が整っており、留学生との交流が多い点も大きな魅力でした。
 
食安全マネジメント学科は、実験や実習など、実際に手を動かして学ぶ実践的な授業が多く、楽しみながら能動的に学ぶことができます。さらに、少人数制の授業を通して一人ひとりがしっかり学べる環境も整っており、昭和女子大学の食安全マネジメント学科を選んで良かったと感じています。

将来に対する視野と可能性を広げた在学中の挑戦

昭和女子大学では、学んだ知識を実践につなげる機会が多くあります。私は大学2年次にカルビー株式会社との共創プロジェクトに参加し、ポテトチップスの新フレーバー開発を行いました。ターゲット設定から具体的な味の検討?提案、そして販売戦略を練るところまで、企画から販売までの一連の流れを経験することができました。このプロジェクトにおいて、私は主に情報収集やアンケート集計を担当し、全体の進捗を把握する役割を担いました。この経験を通じて学んだことは、同じ情報でも人によって受け取り方が異なることです。結果だけでなくプロセスや意図を丁寧に伝えることの重要性に気づくことができました。

カルビー株式会社とのプロジェクト活動(画像の中央) (2)商品開発に向けてチームで試行錯誤している様子(中央がFさん)

さらに、専門分野とは別に、英語力向上と国際的な視点を養いたいという思いから昭和女子大学と米国コロラド大学が国際共修として実施した国際ビジネスコンテストに挑戦しました。日米共同チームで新興国のSDGs推進をテーマに英語でビジネス提案を行うもので、当初は会話のスピードに圧倒されうまく発言できず悔しい思いをしました。そこでリサーチ量を増やしたり、会議を録音して何度も聞き返したりなど、準備と工夫を重ねました。結果、自分の意見を英語で伝えられるようになり、困難に直面しても行動を続ける粘り強さを身につけました。

また、さらなる語学力の向上に加え、アメリカの食文化を現地で学びたいという思いも強くなり、英語と専門を昭和女子大学のボストン校で学ぶことができる4週間のボストンサマーセッションに参加。多様な背景を持つ学生と学ぶ中で、相手の立場に立って考えることの大切さを実感しました。
これらの経験を通して、挑戦を続けることで自分の視野と可能性が大きく広がったと感じています。
ビジネスコンテスト(全チーム3位入賞獲得しました) (2)
ビジネスコンテスト 結果は3位入賞!                                 
ボストン留学(修了書授与された時の写真です) (2)ボストンサマーセッション修了授与式の様子

私のキャリアデザイン

活動遍歴

インターンシップ参加企業 25社
説明会参加企業 40社程度(合同企業説明会を含め)
エントリー企業 30社
学内面談14回

「好奇心」を軸に、多方面から考えた進路

私は学校帰りにいつも書店に立ち寄ってしまうほど漫画が大好きで、進路を考える頃には自然とエンタメ業界を考えていました。とはいえ、「好き」という安易な気持ちで飛び込むほどやさしい世界ではないことは分かっていたので、仕事として向き合う感覚を知ろうと、大学2年生から漫画アプリ運営会社での長期インターンシップに参加しました。ここでは主に、広告作成やSNS運用などの業務を担当しました。仕事として漫画に日常的に関わった結果、作者と読者の双方に喜びを届けることにやりがいを感じて、一層、出版やエンタメの仕事に就きたいという想いが強くなりました。
もちろん、自分に合った選択をするためには、さまざまな選択肢に触れた上で判断することが大切だと考えていたので、エンタメ業界以外の幅広い業界のインターンシップにも参加して、視野を広げました。それぞれの業界でも知識をたくさん得ましたが、いずれもエンタメの仕事で活かせることに気づくと同時に、結果として、エンタメ業界の魅力を再確認することとなり、志望業界は変わりませんでした。この作業のおかげで、自分の進路を多角的に考えることの重要性は身に染みて感じることが出来ました。
 
この経験を通じて、自分の「好き」と「働きたい環境」の両方が揃う内定先に出会うことができました。大学生活で感じた「好きなことをやりきる楽しさ」を社会人になっても実現できると確信し、入社を決意しました。
長期インターンシップ(アプリ内広告の制作業務のため、デザイン知識を身につけるための勉強をしていました) (2)長期インターンシップで広告制作業務に携わることから、
デザインの知識を身につけようと勉強していた時の記録

徹底した準備が功を奏す

就職活動の軸が定まってからは、徹底した準備を行いました。特に内定先企業の面接前は念入りに準備をしました。店舗の書店を回り、客層や売り場の雰囲気を調査し、どのようなPRが顧客の目に留まるかを自分なりの視点で考察しまとめたり、面接で想定される質問の回答を1万字以上書き出して、キャリア支援センターで何度も面接練習を行ったり。どんな角度から質問されても自信を持って答えられるよう、準備しました。
 
情報収集も余念なく行いました。 OG訪問は何度も行いましたが、社員の方々に実際の業務内容や働き方について直接お話を伺い、志望動機が「憧れ」だけではない、実のある内容に変わったと感じています。訪問時には「自分が考えたことがこの会社で実現できそうか」という疑問にもフィードバックをいただき、志望理由の説得力をさらに強めることができました。本番の面接では、自分の言葉で想いを伝えることができたという実感があり、これまでの準備が成果につながったと感じています。
unnamed (1)使用した参考書?書籍?ノート

就活は将来の自分への投資

就職活動を振り返って感じるのは、「就活は将来の自分への投資」ということです。たとえ結果がすぐ出なくても、一つ一つの挑戦が将来の自分を支える貴重な経験になると信じて取り組んできました。多様な業界を見ることで視野が広がり、エンタメ業界の魅力をより深く理解できたことは、非常に大きな収穫だったと感じています。

内定をいただいた後は、入社後の業務に関わる事柄はなんでも吸収したいと考え、色々なことに積極的に動いています。今はとにかく働くことが楽しみで、ワクワクする毎日を送っています。今まで積み重ねてきた未来への投資が報われるよう、入社後も日々学び続け、成長していきたいです。そして将来は自分の仕事に誇りを持ちながら、知識と実績を積み重ねて、名を残せるような人になりたいです。

後輩へのメッセージ

就職活動が年々早期化?長期化している今、周りと比べて焦ってしまうことや、自信をなくしてしまうことがあるかと思います。私も1年3カ月ほど就職活動を続けていて、つらい時期もありました。そんな中でも、「ちょっと気になるな」、「こんな働き方ができたらワクワクするな」と思える瞬間があった時は、その気持ちを大切にして次につなげていました。私は、小さな興味の積み重ねが、自分らしい進路選択につながるはずだと考えています。未来の自分が後悔しないよう、できる限り妥協せずに納得できる選択をすることが大切です。焦らず一歩ずつ自分を信じて前に進んでください!
2025年10月24日